国家統計局(ISTAT)の発表によると、2014年のイタリア国内の婚姻件数は、前年より4300件少ない18万9765組だった。平均年齢は新郎が34歳、新婦が31歳(2008年に較べ、新郎新婦ともに1歳増加)。35歳までに初婚をすませた人の割合は25%にまで低下している。新郎新婦のどちらか又は両方が再婚になる婚姻の数は3万0638組で、全体の16.1%を占めた(2008年は13.8%)。
教会婚と市民婚
結婚式を教会で行う宗教婚と市役所で行う市民婚のうち、市民婚を選ぶ人の割合が増え続けている。全体の43%が市民婚。地域別では、北部(55%)、中部(51%)が南部に較べ、市民婚を選ぶ割合が高い。イタリア人カップルの初婚に限っても、2008年の20%から2014年には28.1%まで上昇している (下図は1995年と2014年のイタリア人カップルの初婚時における市民婚の州別割合)。
外国人との結婚件数
新郎新婦のどちらか又は両方が外国人の婚姻件数は2万4230組で、全体の12.8%。新郎がイタリア人、新婦が外国人の場合の、新婦の国籍別上位は、 ルーマニア、ウクライナ、ロシアの順。新郎が外国人、新婦がイタリア人の場合の新郎の国籍別上位は、モロッコ、アルバニア、チュニジアの順。
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別居と離婚
2014年の別居件数は8万9303組(前年比+0.5%)、離婚件数は5万2335件(同-0.6%)だった。婚姻から別居までの期間の平均年数は16年。2005年に結ばれたカップルが、婚姻後10年間で別居に至った割合は11%。
別居時の平均年齢は、夫47歳、妻44歳。離婚時の平均年齢は夫48歳、妻45歳。別居したカップルの76.2%、離婚したカップルの65.4%に子供がいる。別居したカップルの89.4%は共同親権を選択した。
日本のデータは?
平成26年(2014)の婚姻件数は64万3749組で、前年の 66万 613組より 1万 6864組減少した。
離婚件数は22万2107組で、前年の 23万 1383組より 9276組減少した。
出典:厚労省