聖年のローマを歩く① 国立博物館~トレビの泉

ローマには至高の美術品を展示している多くの素晴らしい美術館や教会があります。ところが、施設が街中に分散しているため、回るとなるとなかなかたいへん。

そこで、このコーナーでは、メジャーな美術品をできるだけ多く、効率よく見てまわるための徒歩による観光コースを数回に分けてご紹介します。各チェックポイントごとに、1~3点のマスト作品を挙げます。コースをたどれば「聖年の扉」のあるローマの4つの大聖堂を訪れることもできます。どうぞお楽しみに。

今回は、国立博物館からトレビの泉までの約2kmの道のりをご紹介します。

ローマ美術散歩① 国立博物館からトレビの泉まで
必要時間:全日
チェックポイント数:7カ所 (休憩1カ所)
移動距離:約2km

A ヨハネ・パウロ2世像

出発点はテルミニ駅まえのヨハネ・パウロ2世像です。

Foto Mauro Scrobogna /LaPresse 19-11-2012 Roma Cronaca Piazza dei Cinquecento - inaugurazione del rifacimento del monumento a Papa Giovanni Paolo II Nella foto: il monumento a Karol Woytjla nella sua nuova versione Photo Mauro Scrobogna /LaPresse 19-11-2012 Rome News Piazza dei Cinquecento - statue of Pope John Paul II In the picture: the new monument dedicated to Karol Woytjla
出典:http://www.giornalettismo.com/

第264代ローマ法王ヨハネ・パウロ2世は1978年10月から2005年4月までの約27年間、法王の位にありました。そのヨハネ・パウロ2世の功徳を記念するため、2011年、テルミニ駅前に法王像が設置されました。ところが、像の評判がいたって悪かったため、すぐに作り直しとなりました。現在の像は2012年に設置された2代目です。

参考:http://www.vatican.va/
http://roma.repubblica.it/
http://www.ilmessaggero.it/

 

B ディオクレティアヌス浴場

(Terme di Diocrezioano)
ここで購入する国立博物館チケットは、Cのマッシモ館(Palazzo Massimo)、それに、別のコースに含まれるアルテンプス館(Palazzo Altemps)と共通ですのでなくさないようにしましょう。開館は朝9時、月曜日のほか、元日とクリスマスはお休みです。

参考:http://archeoroma.beniculturali.it/
お得なローマパスの情報はこちら(英語):http://www.romapass.it/

修復が終わった浴場跡には、様々な古代の美術品が展示されています。
なかでもやせこけた人のモザイク画は個性的です。

diocre

 

C マッシモ館

(Palazzo Massimo)

ディオクレティアヌス浴場を出て、右手すぐにマッシモ館があります。

(1)ギリシャ時代のブロンズ像、休息するボクサー(pugilatore in riposo)。
1885年にローマで出土しました。前6世紀後半のもの。

Terme Boxer
出典:http://ancientimes.blogspot.it/

 

(2)眠れるヘルマフロディトス(Ermafrodito dormiente)

ギリシャ神話ヘルメスとアフロディテの子で、両性具有のヘルマフロディトス像
反対側から見ると、純粋な女性でないことがわかります。

massimo3

 

(3)オプス・セクティレ式(opus sectile)のモザイク画

ひとつひとつの石を希望の形にカットしてつくった手の込んだモザイク画。

massimo4

 

D 喫茶とお菓子のダニーノ(Dagnino)

マッシモ館を出たら、共和国広場の方へ歩き、広場を越えてさらに直進。
日本の旅行代理店の前を過ぎたあと左に入るとあります。
ここで一服。シチリアのお菓子が並んでいます。

DSC_4600 - コピー

ダニーノの口コミを読む(トリップアドバイザー)

 

E 勝利の聖マリア教会

(Chiesa di Santa Maria della Vittoria)

ベルニーニ「聖テレジアの法悦」を鑑賞。
小さい教会ですのでこの作品だけ。
開門時間が短いので、運悪くしまっていればパスします。

出典:https://it.wikipedia.org/
出典:https://it.wikipedia.org/

 

F 四つの噴水

(Quattro fontane)

四角に小さい噴水がある交差点を右に曲がり、坂を下ります。
絵の印象と違い道は広くありません。

http://www.myvisita.it/poi-culturali/quadrivio-delle-quattro-fontane.aspx
出典:http://www.myvisita.it/

 

G バルベリーニ宮

(Palazzo Barberini)

ここも月曜休館。料金7ユーロ。18時までに入館してください。

(1)ラファエロ「ラ・フォルナリーナ(La Fornarina)」
ラファエロのお気に入りのモデルさんで、いい縁談を断ったのはこの子がいたからという説もあります。

fornarina
出典:http://galleriabarberini.beniculturali.it/

 

後世、フランスの画家アングルは、ラファエロとラ・フォルナリーナの絵を描いています(この作品はバルベリーニ宮のものではありません)。

出典:https://en.wikipedia.org/
出典:https://en.wikipedia.org/

 

(2)カラバッジョ「ナルチーゾ(Narciso)」

カラバッジョは少なくとも2点あります。どちらも見逃せません。

narciso
出典:http://galleriabarberini.beniculturali.it/

 

(3)ハンス・ホルバイン「ヘンリー8世(Enrico VIII)」

イギリスをカトリック教会から離脱させた張本人の肖像画が教皇のお膝元にあります。

出典:http://galleriabarberini.beniculturali.it/
出典:http://galleriabarberini.beniculturali.it/

 

H トレビの泉

バルベリーニ宮を出たら、トレビの泉を目指します。
修復がおわり、以前のように美しい噴水を眺めることができます。

 

夕食は近くのレストラン、イル・コルサーロでスパゲッティ・ボンゴレなどいかがでしょう。

レストラン・イル・コルサーロ(トリップアドバイザー)のページ

(つづく)

注意:
本文中の料金、開館時間、休館日等の情報は執筆時のものです。
メジャーな美術品はしばしば他の美術館に貸し出されます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です